まいどおおきに、ねやです。
みなさんは”JALカード navi”というクレジットカードに対してどう思っているだろうか?
SNSなどでは「学生に一番おすすめのクレジットカード」といった意見も見受けられるが、本当にそうなのだろうか?
確かに使いこなせる学生にとっては、JALカード naviは学生生活をさらに彩ってくれる、まさに猫にマタタビなクレジットカードであることは間違いない。
しかし、使いこなせない学生が入会してしまうと猫に小判になってしまう可能性が非常に高いと僕は思う。
そう思う理由を今回は解説していく。
自分がどっちの猫になる可能性が高いか判断する参考にしてほしい。
【結論】JALに乗らない人には無用の長物

まず結論から言ってしまうと、JALカード naviはJALに乗らない学生には、間違いなく猫にとって小判のような存在になる。
“JALカード”という名前の通り、このクレジットカードはJALに乗る人に向けたクレジットカード。
そんなカードをJALに乗らない人が入会するなんて、ローソンしか行かないのにスマホにセブン-イレブンアプリをインストールするくらい気が狂った行為だ。
ということで「JALカード naviはJALに乗る学生は入会しましょう。乗らない学生は他のカードを選んでください。」というのが今回の結論だが、どれくらいの頻度で乗る学生におすすめなのか?
ここからはJALカード naviの魅力を解説するとともに、その疑問に対して僕なりの意見を話していく。
JALカード naviのカードスペック

まずJALカード naviの基本的なカードのスペックは下記の通り。
| JALカード navi | JAL 普通カード(比較用) | |
|---|---|---|
| 国際ブランド | VISA(DCカード) Mastercard(DCカード) JCB | VISA(DCカード) Mastercard(DCカード) JCB その他(比較に不要な為省略) |
| 年会費 | 在学中無料 | 2,200円 |
| ショッピングマイル・プレミアム | 無料付帯 | 4.950円/年 |
| 基本還元率 | 1% | 1%(※1) |
| マイル有効期限 | 在学中無期限 | 36ヶ月 |
| JALカード navi割引 JALカード navi会員減額マイル | ○ | × |
| Apple Pay Google Pay Samsung Pay | 対応(※2) | 対応(※2) |
※1…ショッピングマイル・プレミアム入会時
※2…VISAブランドは非対応、Google PayとSamsung PayはJCBブランドのみ対応
在学中年会費無料

JALカード naviの一番の魅力はやっぱり在学中の年会費が無料であることだろう。
年会費無料のJALカードは学生限定のnavi以外存在しないから、この時点でコスパの良い1枚である。
ちなみに卒業後は、JALカードの普通カードに自動切り替えとなる。(切り替え初年度年会費無料)
ショッピングマイル・プレミアムが無料で付帯

さらにJALカード naviは年会費が無料なだけではない。
本来年4950円かかる”ショッピングマイル・プレミアム”がなんと無料で付帯する。
これはJALマイルが通常の2倍貯まるオプションサービス。
これによりマイルの基本還元率が0.5%から1%にアップする。
JALカードの普通カードだと年会費を含めて7,150円払わないと得られない還元率が、維持費ゼロで得られてしまうのはもはや富の再分配だと思う。僕は。
マイル有効期限が在学中は∞

さらにさらにこれだけ大盤振る舞いにもかかわらず、貯めたJALマイルの有効期限は在学中であれば無期限。
通常36ヶ月で失効するJALマイルだが、JALカード navi会員である限り入会前に貯めたマイルも含めて失効することは無い。
在学中に貯めたマイルを卒業旅行のタイミングでパーっと使うなんていう使い方も、有効期限を気にすることなく可能だ。
端数が四捨五入で計算されて還元されるのもよき
これはすべてのJALカードで共通だが、還元の計算時に端数が四捨五入されるのもJALカードの隠れた魅力だ。
他社の多くのクレジットカードは端数を切り捨てて計算される。
1ヶ月の利用額を合算して還元率を計算しているカードはそれでも大した問題ではないが、会計ごとに個別で還元率を計算しているカードの場合、少額決済が中心だと端数分の還元を取りこぼしがちになってしまう。
しかしJALカードであれば、1会計ごとに端数を四捨五入してマイル積算率が計算される。
そのためJALカード naviの1%還元の場合は端数が50円以上であれば、切り上げしてマイルを積算してくれる。
細かいところではあるが、塵も積もれば山となるという言葉があるように、こういった細かい差が将来大きな差となっていく。
JALカード navi会員が利用できる優待
ここまではJALカード naviそのものの魅力を解説してきたが、ここからはJALカード naviの会員が利用できる優待の中で、特にコスパが異次元の優待をピックアップして解説していく。
JALカード naviの優待の中でも、僕が特に魅力的に感じた優待が下記の通り。
- JALカードスカイメイト
- JALカード navi割引(国内線特典航空券)
- 国際線特典航空券 JALカード navi会員減額マイル
JALカードスカイメイト

まず1つ目がJALカードスカイメイト。
JALカード会員の優待の中で一番コスパが異次元なものはやはりこれだろう。
SNSなどでも話題となっているためご存知の人も多いと思うが、25歳以下のJALカード会員のみが利用できる特別な運賃。
搭乗日当日しか予約が取れないが、フレックス運賃の3割程度の額で搭乗できる。
さらにJALカードスカイメイトは2025年時点では定期的にセールを開催しており、2025年だけで3回も全区間の運賃が4,950円なるという超破格のセールが開催された。
もちろん25歳以下であれば他のJALカードでもこの運賃を利用することは可能。
しかしJALカード naviだけが年会費無料で利用可能なため、相対的にJALカード naviの価値が高まっている。
このセールは今後も開催される可能性は高いから、突発的に飛行機に乗ることがあるのであれば、このセールを目的に入会するのも非常にありな選択肢だと思う。
JALカード navi割引(国内線特典航空券)

2つ目が国内線特典航空券のJALカード navi割引。
JALカードスカイメイトの影に隠れがちだが、JALカード naviはマイルで交換する特典航空券もとてもおトクに利用できる。
特典航空券の予約画面から”JALカード navi割引”を選択すると、通常の半分のマイルで予約が可能。
羽田~伊丹なら6500マイルが3250マイルになり、1マイル2円相当だとすると空港使用料を含めても実質7000円程度と新幹線よりもおトク。
除外日は設定されておらずいつでも利用できるが、混雑時期は予約が取りづらい。
しかしこちらは事前予約が可能なため、ギャンブル要素のあるスカイメイトよりも、予定が決まっているときに利用しやすい。
学生で数千マイルを貯める難易度は高いが、貯められるのであればぜひ利用したい割引だ。

P.S. 僕は2025年にJALに4回搭乗したが、そのうち3回はJALカード navi割引で搭乗した。(マイルは他社クレカからのポイント交換で確保)
国際線特典航空券 JALカード navi会員減額マイル

3つ目が国際線特典航空券の減額マイルキャンペーン。
国内線と違いこちらはキャンペーンとなっているため、利用できない期間や除外日、利用不可の便が設定されているが、片道分のマイルで往復の特典航空券を予約できる。
こちらもとてもおトクだが、別途燃油サーチャージがかかる点に注意が必要。
特にヨーロッパや北米、オセアニアといった長距離路線は片道で2万円以上になる場合もある。
国際線であればJALのマイルで提携航空会社の特典航空券を予約することも可能だから、もしかしたら燃油サーチャージのかからない提携航空会社の特典航空券の方がトータルで考えると安いかもしれない。
とは言いつつも、学生で国際線往復分のマイルを貯める難易度はかなり高いから、半分のマイルで航空券を取れる選択肢があるのはありがたい。
JALカード naviの魅力まとめ
ここまでJALカード naviの魅力を僕の主観で一通り解説してきたが、いかがだっただろうか?
解説した内容をまとめると下記の通り。
- 在学中は年会費無料
- ショッピングマイル・プレミアム自動付帯で基本還元率1%
- JALカード特約店では2%還元
- 在学中はマイル有効期限が無期限で失効の心配無し
- 端数は四捨五入で計算したうえで還元
- JALカードスカイメイト運賃が利用可能
- 年会費無料で利用できるのはJALカード naviのみ
- セール時は全区間が4,950円
- JALカード navi割引で国内線特典航空券が半分のマイルで予約可能
- 混雑時期は取りづらいが除外日は無し
- 国際線特典航空券も減額マイルキャンペーンあり
- 除外日、利用不可の便あり
- 別途かかる燃油サーチャージに注意
これだけ魅力のあるカードだから、SNSで評価されている理由もなんとなく理解できたのではないだろうか?
JALカード naviをおすすめできる学生

以上のJALカード naviの魅力から、このカードがどれくらいの頻度でどのようなJALの利用をする学生におすすめなのかを解説していく。
当日突発的にJALを利用をするなら即入会

まずあまりいないと思うが、当日突発的にJALを利用する学生は即入会しよう。
JALカードスカイメイトはセール時であれば4950円、セール時以外でも通常のスカイメイトの1000円引きだから、入会しない理由が無い。
JALカードの発行には数週間かかるから、なるべく早く申し込むのがおすすめ。
あとJALカード会員であれば、スカイメイトの利用に必要な事前登録が不要という理由でも、JALカード navi入会を強く勧める。
年会費無料だから年に数回程度のスカイメイト利用であっても、入会する価値は十分にあると僕は思う。
マイルを特典航空券に交換したい人

そして貯めたJALマイルを特典航空券に交換するという目標がある学生も、入会するのがおすすめだ。
そんな志の高い学生には、JALカード naviの特典航空券割引や減額マイルは強い味方になる。
マイルは貯めているときではなく、特典航空券に交換したときに価値が出るもの。
利用先をしっかりと考えてマイルを貯めようと考えているのであれば、JALカード naviの魅力を最大限活かすことができるだろう。
スカイメイト、特典航空券に興味の無い人にはおすすめできない

一方で、スカイメイトや特典航空券に興味の無い学生にはあまりおすすめできない。
やはりこの2つがJALカード naviの大きな魅力だから、この2つどちらも利用しないとなると、おそらく財布の中で一生眠り続けることになる。
大人しく他のクレジットカードを選んだ方がいいだろう。
JALカード naviはJCB一択(個人の感想です)

最後にこれは僕の個人的主観だが、JALカード naviはJCBを選ぶことを強くおすすめする。
JALカード naviは、三菱UFJニコスが発行するVISA、MastercardとJCBが発行するJCBの3つの国際ブランドから選択可能だが、なぜJCBがおすすめなのか。
その理由は三菱UFJニコスのWebサイトやアプリが使いづらいからだ。
僕は三菱UFJニコスが発行するクレジットカードを何枚か保有しているから分かるが、三菱UFJニコスのWebサイトやアプリはJCBなどの他社と比較すると明らかに劣っている。
Webサイトは平成で時が止まったかのようなレトロなデザイン、アプリはよくエラーが発生するうえ機能も少ない。
一方のJCBは比較的使いやすいうえ、即時の利用通知や使いすぎ防止サービスなどの便利なサービスも利用可能。
アフィリエイト的にはVISAをおすすめした方が儲かるのだが、あまりにもニコスが使いづらいから僕はJCBブランドをおすすめする。
P.S. JALカードでVISAブランドをおすすめしている人は大抵アフィリエイト目的なので、釣られないようにご注意を。

