まいどおおきに、ねやです。
この間、ステーションループバスという京阪バスの路線バスに乗ったときに事件が起こった。
そのバスの乗車前にあることをし忘れて、
なんと想定していた運賃の倍以上の運賃を請求されたのだ。
その原因は僕の落ち度ではあるのだが、
京阪側にも問題があるのではないかと思った。
そしてこれは誰にでも起こりうる可能性があるから、
このバスには乗ってはいけないという注意喚起のためにもこの記事を書くことにした。
僕みたいな被害者を少しでも減らすためにも、最後まで読んでほしい。
【結論】情弱専用バス
![](https://neyatetsu.com/wp-content/uploads/2021/12/woman-gd17603719.jpg)
そもそもなぜ倍以上の運賃を請求されたのかだが、それは割引券を受け取り忘れたからだ。
いやいや完全にお前が悪いじゃんと思っている人がほとんどだと思うが、
まだ話は終わっていないから最後まで読んでほしい。
詳細は後述するがこの割引券、受け取り難易度が高く、
僕と同じことが起こりうる可能性がある。
むしろわざとそうして、情弱から運賃を巻き上げる
情弱専用バスではないかと僕は思った。
ステーションループバスとは
![](https://neyatetsu.com/wp-content/uploads/2021/12/mv.jpg)
そもそもステーションループバスとなんぞやと思ってる人もいるだろうから、簡単に解説しておく。
ステーションループバス(以下、例のバス)は京阪バスが運行する路線バスの名称。
京阪電車の七条駅〜京都市の中心駅京都駅と
七条駅〜京都鉄博・京都水族館のある梅小路、
そして七条駅〜十条を結んでいる。
京阪電車から、京阪電車への乗り継ぎを想定された短距離のシャトルバスとなっていて、
京阪沿線民や観光客をターゲットに運行されている。
運賃設定が問題
例のバスができただけではただの路線バスと何も変わらないが、問題は運賃設定だ。
乗車時間がたった5〜10分程度なのに、なんと230円もかかる。
普通の路線バスならこれくらいでもおかしくはないが、
これは他の路線からの接続が前提の短距離のシャトルバス。
こんな運賃設定じゃ誰も乗らないだろう。
割引券で100円
ただ、京阪もそんなことは想定済みでちゃんと対応策を用意してある。
それが今回の事件の諸悪の根源である割引制度だ。
これを活用することで条件付きで100円で乗れるようになる。
割引条件は下記の通り。
- 京阪電車と乗り継ぐ。
- ザ・サウザンド キョウトを利用する。
- 京都センチュリーホテルを利用する。
- ホテルエミオン京都を利用する。
- 上記のいずれかの条件満たし、割引券を使用する。
特に一番下が重要で、上4つのいずれかを満たしていても、割引券が無ければ割引してもらえない。
あと、
- 七条駅→七条壬生川→梅小路(逆方向は利用可能)
- 七条駅〜京都駅八条口〜大石橋(九条駅)〜十条
は割引券が使えない。
ステーションループバスをおすすめしない理由
![](https://neyatetsu.com/wp-content/uploads/2021/12/pros-g7bbb01c76.jpg)
ここまでは例のバスについての予備知識を解説したが、
ここからは本題の僕が例のバスをおすすめしない理由を体験談とともに解説していく。
主な理由は下記の5つ。
- 京都駅の停留所が離れている
- 受け取り忘れたら終わる(七条駅)
- 受け取り方が分からない(京都駅)
- 割引適用は現金のみ
- 他の交通機関がたくさんある
1, 京都駅の停留所が離れている
![](https://neyatetsu.com/wp-content/uploads/2021/12/depot-03.png)
まず京都駅のバスターミナルに乗り入れないから。
例のバスは京都駅から少し離れたホテルの前に停留所がある。
僕も最初は「え!?こんなところにあるの!?」って思ったから、最初はみんな戸惑うだろう。
ただ、京都駅の京都タワー側の出口からそこまで遠いわけじゃないし、
2回目以降は対応できるだろうから、ここはあまりおすすめしない理由にはならない。
2, 受け取り忘れたら終わる(七条駅)
![](https://neyatetsu.com/wp-content/uploads/2021/10/ticket-2974645_1280.jpg)
2つ目は七条駅で割引券を受け取り忘れたら詰むから。
これはどういうことかというと、七条駅で京阪電車から例のバスに乗り継ぐときの割引券は、京阪の七条駅改札内の発行機で配布されている。
だから、割引券を受け取らずに改札を出てしまったら、もう受け取れないから大人しく230円払うしか無い。
救済策も無いから完全に詰む。
改札内で配布している理由は、おそらく京阪電車から乗り継がない人が割引券を入手出来ないようにするためだと思うが、改札を出てしまったら受け取れないのは、さすがに酷すぎではないだろうか。
3, 受け取り方が分からない(京都駅)
![](https://neyatetsu.com/wp-content/uploads/2021/12/ask-ge6508034f.jpg)
3つ目は京都駅での割引券の受け取り方が分からないから。
これは僕の体験談で、例のバスをおすすめしない一番の理由。
僕は京都駅→七条駅→京阪電車というルートで例のバスに乗る予定だった。
京阪電車に乗り継ぐからもちろん割引が適用される。
だから京都駅の停留所で割引券を受け取ろうとしたのだが、
割引券の発行機は置いておらず、どこでどう受け取るのか分からないのだ。
あと他の人のブログとかを読んで分かったのだが、京都駅から乗車する際、
割引券はホテル(ザ・サウザンド キョウト)のフロントで受け取るらしい。
そんなの初見で分かるわけがない。
実際僕も知らずに例のバスに乗ってしまった。
仮に知っていたとしても、僕は人見知りだから
泊まりもしないホテルのフロントスタッフに話しかけることは絶対できない。
しかも悪質なのが公式サイトはおろか、停留所にもその説明が一切書いていないところ。
運賃に関する重要なことなのに、書かないのはおかしいのではないか。
そして人見知りに不親切すぎるのではないかと僕は思った。
僕は利用していないから分からないが、梅小路側もおそらく同様だ。
(梅小路側はホテルエミオン京都で割引券を受け取る)
4, 割引適用は現金のみ
![](https://neyatetsu.com/wp-content/uploads/2021/10/ecommerce-g4d1b19634_1280.jpg)
4つ目は割引券を使う場合、支払いは現金のみになるから。
普段から現金でしか買い物をしていないという時代に置いていかれている方には関係ない話だが、
僕みたいに現金を使いたくない人には、非常に問題だ。
現金のほうが管理コストが大きいから、ICカードを割引するべきではないかと僕は思うが、
現金のほうが特例措置としての値下げがしやすいから、このような仕様になっているのかもしれない。
とは言っても僕は納得できないが。
5, 他の交通機関がたくさんある
![](https://neyatetsu.com/wp-content/uploads/2021/11/P1068562.jpg)
5つ目は、そもそも例のバス以外にも京都駅〜京阪電車を結ぶ交通機関や
京阪電車の代替交通手段がたくさんあるから。
そしてどれもそこそこ安い。
主なものを下記にまとめた。
京阪と京都駅の接続
東福寺駅乗り換え
- JR奈良線(京都〜東福寺150円)
- 不便(東福寺駅に京阪特急はとまらない)
- 個人的にはあまりおすすめしない
丹波橋駅乗り換え
- 近鉄京都線(京都〜丹波橋210円)
- 速い(約15分)
- 安い
- 便利(丹波橋駅は京阪特急停車駅)
- 京都市中心部から遠い
京阪・例のバス代替
京都駅〜七条駅〜出町柳駅
- 京都バス17系統(230円)
- 京都駅前 8〜19時 30分間隔
- 三条駅〜出町柳駅間の最寄り停留所に停車。
- 寝過ごし注意(京都市の田舎のほうまで連れて行かれます)
- 京都市営バス(230円)
- 観光地の近くまで行ける
- 市中心部はこれでどこでも行ける
- たくさんあるから乗り間違い注意
京都駅〜伏見稲荷駅
- JR奈良線(京都駅〜稲荷駅150円)
- 安い(京阪&例のバス260円)
- 乗り換え不要
- 京阪の伏見稲荷駅より伏見稲荷大社に近い
京都駅〜六地蔵駅〜宇治駅
- JR奈良線(京都駅〜宇治駅240円)
- 安い(京阪&例のバス410円)
- 乗り換え不要
京都駅〜梅小路
- JR山陰本線(京都駅〜梅小路京都西150円)
- 安い
- 京都鉄博の目の前まで行ける
大体これくらいある。
こんなにたくさんあるのに、例のバスや京阪電車に拘る必要はあるだろうか?いや無い!
特に京阪電車の代替交通手段を使えば乗換なしで京都の大体の観光地に行けるから、
京阪電車を使う理由は絶対無い。
まとめ
さてここまで例のバスをおすすめしない理由を長々と解説してきたが、いかがだっただろうか?
まず、全体的に初見殺しということ。
京都駅の停留所が少し離れていて分かりにくく、
七条駅では改札を出たあとに割引券が受け取れず、
京都駅ではそもそも受け取り方が書いていないから分からない。
そして、わざわざこんなリスクの高いバスに乗らなくても、
他の公共交通機関で十分代替できる。
こんなバス、使う理由がほとんど無いだろう。
【結論】情弱専用バス
とはいっても、こんなことを知らない情弱の方は例のバスに乗ってしまう。
実際僕も京都の交通事情に疎くて乗ってしまったのだから。
そんな人達から搾取をして地獄を見させる、
情弱専用バスと言ってしまっても過言ではないだろう。
広告で情弱を釣っている
![](https://neyatetsu.com/wp-content/uploads/2021/12/outdoor-gc2e5836b7.jpg)
ただ情弱と言っても、なにも情報を知らないことは無いだろう。
何も知らなかったらこのバスの存在も絶対知らない。
ではどこで情弱を釣っているのかというと、京阪電車での広告だ。
例のバスが開業したての頃は、見飽きるくらい広告が出ていた。
京阪電車での広告の効果は絶大で、
僕も京阪電車での広告で例のバスの存在を知って、
機会があったら乗ろうと思ったくらいだ。
それくらい宣伝されていたら、京阪沿線の情弱でも知らないことは無いだろう。
多分近い将来100円均一になる
![](https://neyatetsu.com/wp-content/uploads/2021/10/money-gff9ec345e_1280.jpg)
さて、それだけ宣伝されていた情弱専用バスも、
いずれは100円均一になるだろうと予想している。
理由としては、
- 情弱釣りの限界
- 割引対象者以外は絶対乗らないから
- 割引券の印刷コスト
- キャッシュレス化
- 利用者を増やすため
の5つ。
詳しく解説していきたいところだが、
これだけでもう1記事書けるくらいのボリュームだから今回は割愛する。
また別記事として解説するかも。