まいどおおきに、ねやです。
今回は物欲に負けて購入してしまった、リアルフォースの初音ミクコラボモデルをレビューしていく。
アフィリエイト収入が見込めないから本当はレビューするつもりは無かったが、広告収入で少しでも42900円の元を回収するべくレビューすることにした。
どうせアフィリエイト収入は見込めないから、イマイチなところはひたすらこき下ろしていく。
だから既に所有しているミク廃方はここでブラウザバックを推奨する。
あとこれはいままでメンブレンキーボード(以下、安物キーボード)しか使ったことの無い人のレビューだから、キーボードガチ勢の皆さんからしたら「これはリアルフォース以外の高級キーボードにもあるわ!」とか思うところもあるだろう。
ただ僕はリアルフォース以外の高級キーボードは全く分からないから、あくまで安物キーボードとの比較という点を理解してほしい。
【結論】最高!だけど42900円は高すぎる!
早速結論から言ってしまうが、リアルフォースは間違いなく最高のキーボードだ。
だけど42900円という価格に見合うだけの価値があるかは正直微妙。
なぜそう感じてしまったのかをここからレビューしながら解説していく。
リアルフォース初音ミクコラボモデルのスペック
リアルフォース×初音ミク GX1 キーボードのスペックは下記の通り。
インターフェース | USB有線接続 |
---|---|
重量 | 1.3kg |
キー配列 | JIS配列/US配列(テンキーレス) |
キーストローク | 4.0mm |
キー荷重 | 45g |
キー構造 | ステップスカルプチャー |
Nキーロールオーバー | フルNキーロールオーバー |
キースイッチ | 静電容量無接点方式 |
スイッチ寿命 | 1億回以上 |
生産国 | 日本 |
日本語(JIS)配列と英語(US)配列の2種類あるが、僕は慣れ親しんだ日本語配列を購入した。
静電容量無接点方式
キースイッチは静電容量無接点方式という、なんかすごそうな方式が採用されている。
一般的な安物キーボードに採用されているメンブレン方式は、キーが押されたときにバネ代わりとなっているシリコンが基盤に接触することで入力を検出している。
一方静電容量無接点方式は、キーが押されたときに物理的に接触することなく入力を検出しているらしい。
入力を検知するときに部品同士の接触が無いから耐久性が高いのが特徴らしい。
実際スペック表には1億回以上押してもぶっ壊れないと書いてあった。日本の技術、すげー。
それ以外にもスペック一覧にはすごそうなことがたくさん書かれていたが、なんのことなのか僕には全くわからないからスルーする。
外観からあふれる特別感
細かいスペックは抜きにして、この特別感のあふれる外観を見てほしい。
初音ミクを意識したブルーグリーンの本体色と01の刻印。
ここまでミク廃を興奮させるキーボードが他にあるだろうか?いや無い。
おそらくこの記事を読んでいるミク廃の方々もよだれを垂らしながら読んでいることだろう。
写真では伝わらないと思うが、実は天板は金属製。
安物キーボードとは質感が天と地ほどの差がある。
購入前に見た商品画像では「プラスチックで安っぽそうだなー」とか思っていたから、良い意味で期待を裏切られた。
RGB LED搭載
そしてゲーミングキーボードということで7色に光るLEDを搭載。
だけど42900円もするのにLEDの光り方にムラがあるのは残念。
製造上仕方ないのかもしれないが、もう少しなんとかならなかったのかなとは思う。
こんなにムラがあるならLED無しにして安くしてくれたほうが嬉しかった。
細かいところの作りは微妙
あとこういうこと言うと炎上しそうだが、42900円もする割には細かいところの作りは微妙だと思う。
キーキャップのプラスチック成形は若干バリがあるし…
矢印キーのところは黒いネジが丸見えだ。
コラボモデルは少量生産だからこういうところの品質にこだわるとコストがかかるのかもしれないが、42900円も払っている身からしたらキーキャップのバリは無い方が嬉しいし、ネジも本体色に合わせて目立たないようにしてほしかった。
とは言いつつも遠目で見れば気にならないから、LED以外の全体的な外観としては概ね満足だ。
最高の打鍵感
実用面ではどうなのかだが、実使用(打ち心地)ではもちろん最高。
まあ42900円もするから最高でないとふざけるなとは思うが。
今まで使っていた安物キーボードに使われているメンブレン方式は、キーを押したときにキーの下の物体がブニュっと潰れるような感触があった。
だけどリアルフォースはキーを押したときにキー自体がスッと沈み込むような感触で、タイピングしていて爽快感がある。
リアルフォースはスコスコという打鍵感が魅力と言われるが、まさにその擬音の通りスコスコと打てる。
打鍵音にも高級感がある
そしてタイプしているときの打鍵音も安物キーボードには無い高級感がある。
安物キーボードはカチャカチャという感じの遊びのあるおもちゃっぽい音がするものが多いが、リアルフォースの打鍵音にはそういったカチャカチャ感はほとんど無い。カチャカチャといった音がしない分、音量もリアルフォースの方が少し静かだ。
やはり42900円もするだけあって、打鍵感や打鍵音にも価格なりの高級感がある。
軽い力で打てるから疲れづらい
あとタイプしていて思ったのが、安物キーボードより打ち心地が軽い。
初音ミクコラボモデルのキー荷重は45gとリアルフォースの中では重い方ではあるが、それでも安物キーボードよりも軽い力でサクサク打てる。
どれくらい軽いかといえば、最初は軽すぎて誤入力を連発したほどだ。
ただ慣れれば誤入力は減ったし、軽い力で打てる分長時間のタイピングでも手が疲れづらくなった。
こういったカタログスペックには書かれないところでも価格なりの差が出るのかと驚いた。
ソフトウェアも初音ミク仕様
そしてリアルフォースにはキーボードの設定をカスタマイズできる専用ソフト「REALFORCE CONNECT」があるのだが、このソフトもなんと初音ミク仕様だ!
初音ミクのロゴが書かれているし、ソフト内のキーボードのカラーも実物に合わせてある。
製品の外観だけ初音ミク仕様にして、あとは通常モデルと同じなのかなと勝手に思っていたから、またまた良い意味で期待を裏切られた。
東プレのコラボへのやる気が伝わる
ハードウェアだけでなくソフトウェアまで初音ミク仕様になっているということは、おそらく東プレは今回のコラボに本気で取り組んでいると思われる。
じゃなきゃソフトウェアまで初音ミク仕様にすることは絶対に無い。
どこかの国産スマホメーカーと大人気中国ゲームの、本体へのレーザー刻印と壁紙の配布しかしないコラボとは大違いだ。
ソフトで設定できる項目多すぎ
話は戻ってこのREALFORCE CONNECTだが、設定できる項目がめちゃくちゃ多い。
ガチのプロゲーマーとかだったら必要な項目なのかもしれないが、僕みたいなメモ帳しか使わない一般人には設定をいじったところで差は分からない。
ただAPCという、どこまでキーを押し込んだら入力するかというところに関しては、初期設定の0.8mmだと敏感すぎて誤入力が多発したから2.2mmに変更。あとはLEDピカピカ7色発光も目障りだからオフにした。
一応macOSでも使える
公式的にはWindowsのみ対応と書いていたが、本当に使えないのか気になったからMacBookに接続してみた。
薄々予想していたがmacOSでも普通に使うことができた。
なんならiPadやAndroidでも使えた。
ただWindowsとmacOSはキーの配列が違うから一部のキーは反応しないし、Mac版のREALFORCE CONNECTではこのキーボードは認識しなかった。
一応使えるがMacで使うのはあまりおすすめはしない。(公式的には非対応だし)
無線接続非対応なのは残念
これは購入前から知っていたが、42900円もするのにUSBやBluetoothでの無線接続に非対応なのは少し残念。
他社の高級ゲーミングキーボードだと有線と無線のハイブリッドで使えるものも多いから、それらと比較すると見劣りしてしまう。
USBケーブルもうどんレベルの極太で取り回しが悪いから、せめてUSB-Cでケーブルが取り外せたらありがたかった。
【結論】重度のミク廃以外にはおすすめできない
ここまでリアルフォースGX1初音ミクコラボモデルをレビューしてきたが、いかがだっただろうか?
僕の結論としては、身の回りを全て初音ミクで固めたい重度のミク廃とキーボードオタク以外にはおすすめできない。
リアルフォースによって得られる恩恵が価格に見合わない
なぜなら安物キーボードからリアルフォースに買い替えることによって得られる
- 最高の打鍵感
- 最高の打鍵音
- タイピング時の疲れづらさ
といった恩恵に対して、42900円はあまりにも高すぎると思うから。
こんな大金を払ってまでこれらの恩恵を得たいかと言われれば、僕はいいえだ。
廉価モデルでも同じ恩恵は得られる
「自分は毎日何時間もキーボードを叩くから、少しでも良いキーボードがほしいんだ!」という場合でも、別にこれらの恩恵を得るだけなら下位モデルで良いと思う。
スタンダードモデルのR3、なんなら廉価モデルのR3Sでも全く問題無い。
これらも腐ってもリアルフォースだから同じ静電容量無接点方式だし、打ち心地に大きな差は無いだろう。
というか初音ミクコラボモデルを買う前に店舗でR3を試し打ちしたことがあるが、僕が試す限りは同じ打ち心地だった。
R3Sであれば20000円台で買えるから初音ミクコラボモデルのほぼ半額。
GX1の通常モデルと比較しても2/3くらいだ。
このくらいの値段なら、毎日キーボードを叩くのであればリアルフォース買って前述の恩恵を得る価値があると僕は思う。
初音ミクに20000円を貢ぐ推し活キーボード
よって初音ミクコラボモデルのリアルフォースは、初音ミクコラボモデルという価値を得るために20000円近くを貢ぐようなものだというのが僕の考えだ。
勘違いしないでほしいが、僕は推し活を否定するつもりは無いし、初音ミクのためにお金を貢ぐのが生きがいなのであれば好きなだけ貢いで良いと思う。
僕も初音ミクに貢ぐことだっていくらでもある。
だけど今回のリアルフォースコラボは流石に貢ぐ額が多すぎたと思っている。
初音ミクコラボに釣られて42900円も出したが、ぶっちゃけ3万円くらいのR3買ったほう良かったなぁと今はそれなりに後悔している。(R3なら無線接続もできるし)
まあ買った後に後悔しても仕方ないし、リアルフォースは10年以上使っても壊れないらしいから、一生物のグッズを買ったと思って壊れるまで愛用していこうと思う。
P.S.この記事はリアルフォース×初音ミク GX1キーボードで執筆しました。