【発売終了】JR西日本のどこでもきっぷがコスパ爆発している【きっぷ解説】

201系 きっぷ解説

まいどおおきに、ねやです。
今回、JR西日本が発表したきっぷ、「どこでもきっぷ」がコスパ爆発していた。
鉄道に詳しい皆さんはもう知っているかもしれないけど、どこがコスパ爆発しているのかを解説していく。

【10/08追記】
乗車可能区間に誤りがありました。
訂正してお詫び申しあげます。

【10/24追記】
発売期間、利用可能期間を追記しました。

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結論「デメリットほぼなしの最強きっぷ」

今回のきっぷはマジでヤバい。
なぜなら22000円でJR西日本全線が乗り放題は異常だからだ。
すぐに旅行の計画を立てて購入してほしい。
といっても発売は8日からだから、発売までの間にこの記事を読んで、このきっぷに対する理解を深めてから買いに行くのをおすすめする。

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どこでもきっぷの概要

どこでもきっぷの特徴をざっくりと下記の表にまとめた。

JR西日本 どこでもきっぷ

形態フリーきっぷ(乗り降り自由)
フリーエリアJR西日本全線・智頭急行・JR西日本宮島フェリー・IRいしかわ鉄道※・あいの風とやま鉄道※
有効期間3日
特急列車
新幹線○(山陽新幹線全線・北陸新幹線 金沢~上越妙高)
指定席○(6回まで無料)
グリーン車▲(要グリーン券)
グランクラス×
乗車不可列車サンライズ瀬戸・出雲・WEST EXPRESS 銀河
価格22000円(子供11000円)
備考(※)IRいしかわ鉄道は金沢駅と津幡駅、あいの風とやま鉄道は富山駅、高岡駅のみ乗降可。
発売期間2021/10/08~12/17
利用可能期間2021/10/15~12/25

JR西日本 関西どこでもきっぷ

形態フリーきっぷ(乗り降り自由)
フリーエリアJR西日本 関西ワイドゾーン・智頭急行
有効期間2日
特急列車
新幹線○(山陽新幹線 新大阪~岡山)
指定席○(6回まで無料)
グリーン車▲(要グリーン券)
グランクラス×
乗車不可列車サンライズ瀬戸・出雲・WEST EXPRESS 銀河
価格10000円(子供5000円)
発売期間2021/10/08~12/18
利用可能期間2021/10/15~12/25

どこでもきっぷは2種類ある

どこでもきっぷには、JR西日本全線が乗れる「無印版」と関西・岡山エリアだけ乗れる「関西版」の2種類がある。
とはいってもこの2つのきっぷの異なる点は、利用可能区間と有効期間だけ。
乗れる列車や設備は変わらないから旅行の行程や日程に合わせてどちらかを選べばいいと思う。

このきっぷがコスパ爆発している理由

さて、このきっぷの特徴を表にまとめたが、これだけではどこがコスパ爆発しているのかは鉄オタじゃなければ分からないだろう。
ということで、ここからは僕がコスパ爆発していると思った点を順番に説明していく。

1, 乗り放題エリアが広い、有効期間が2~3日

出典:https://www.jr-odekake.net/navi/dokodemo-kippu/

まずこのきっぷは乗り放題エリアがエンジョイエコカードの比じゃないくらい広い。(例えが分かりづらい)
無印版はJR西日本全線、関西版は関西だけでなく、関西とは関係ないはずの岡山や鳥取にも行ける。
そのうえ有効期間が無印版が3日、関西版が2日もある。
日帰り旅行じゃ旅の満足感を得づらいからこれは嬉しい。
青春18きっぷの5日よりは短いが、5日も旅をしていたら普通の人は間違いなく途中で飽きる。
だから、飽きない程度に旅を楽しめる2~3日くらいが一番丁度いいと思う、僕は。

2, 特急列車・新幹線の指定席に乗れる

特急ぐったりはくも

エリアが広いということは移動が大変。
だから少しでも楽をしたい。
だから特急や新幹線に乗りたいな。

はい!乗れます!

なんとどこでもきっぷは普通列車だけじゃなく、特急列車や新幹線にも乗れる。しかも指定席に。
これは本当にありがたい。
ローカル線だと普通列車より特急列車のほうが本数が多い区間がよくあるからこれでかなり移動が楽になる。
乗車回数の上限は、指定席が6回、自由席が無制限となっている。
指定席に7回以上乗りたい場合は、別途料金を払えば何回でも乗れる。
グリーン車も同様に別途料金を払えば、乗車回数は無制限である。
ただ、グランクラス、サンライズ、WEST EXPRESS銀河はこのきっぷでは乗れないから、そこは注意してほしい。

3, 旅先で様々な特典が受けられる

目的地まで快適に移動したあとは、鉄オタじゃなければすぐに観光地へ向かうだろう。
そこでもこのきっぷを活用できる。
なんとこのきっぷ、観光地等で様々な特典を受けることができる。
飲食店での割引、入場料の割引、記念品の進呈など…、ここで紹介しようとすると20〜30記事くらいに分割しないといけないくらい沢山の特典があるから、旅行前に確認しておくと良いだろう。
観光地以外にも、JRのレンタカーサービスの割引もあるらしいが記事執筆時点では詳細なソースが出てこなかったから、ここでは割愛する。

4, 1人で利用できる

え?それって当たり前じゃん?
と思うかもしれないが、JR西日本にはそんな当たり前は通用しない。
実はJR西日本は去年、「どこでもドアきっぷ」という、どこでもきっぷとほぼ同じきっぷを発売していたのだが、そのきっぷは2人以上でしか利用できないというボッチで陰キャの鉄オタに厳しすぎるクソ制限を設けていたんだ。
マジでありえない。

しかも去年は中華製ウイルスが蔓延しまくっていた年。
そんなご時世にグループ旅行を推奨するJR西日本は何を考えているのだろうか?
そんなJR西日本も反省したのか、どこでもきっぷはお一人様OKになった。
今後もトクトクきっぷにグループ縛りを設定しないようにお願いします。

5, めちゃ安い

さて、「これだけ付加価値の付いたきっぷなのだから、もちろんお高いんでしょ?」
って思うよね?
ところがどっこい!なんとこのきっぷの価格は、

  • どこでもきっぷ 22000円
  • 関西どこでもきっぷ 10000円

安!
え?特急や新幹線も2〜3日乗り放題で、観光地で特典が受けられるのにこの価格!?
日割りするとこんな感じ。

  • どこでもきっぷ 7333円
  • 関西どこでもきっぷ 5000円

JR西が潰れないか不安になるくらい安い。
参考として大阪から主な都市までの新幹線、特急利用での料金と比較するとこんな感じ。

  • どこでもきっぷ 22000円
  • どこでもきっぷ(日割り) 7333円
  • 関西どこでもきっぷ 10000円
  • 関西どこでもきっぷ(日割り) 5000円
  • 大阪〜博多 15600円
  • 大阪〜広島 10630円
  • 大阪〜岡山 6350円
  • 大阪〜鳥取 7220円
  • 大阪〜福井 6590円
  • 大阪〜金沢 7790円

比較するとこのきっぷの安さが分かるだろう。
どこでもきっぷで大阪と博多を往復するだけで簡単に元が取れてしまうのだ。
JR西日本、潰れないよな?

コスパ爆発している理由まとめ

以上5つがどこでもきっぷがコスパ爆発している理由である。
フリーエリアが広くて、特急列車や新幹線乗れて、観光地で特典が受けられて、激安…。
このきっぷは間違いなくコスパ爆発していて買いだと思う。

ただ、世の中には安いだけのものなんて存在しない。
そう、安さにはそれなりの理由がある。
ここからはどこでもきっぷの注意点を解説していく。

どこでもきっぷの注意点

1, 購入はe5489限定

出典:https://www.jr-odekake.net/goyoyaku/e5489/

まず、どこでもきっぷの購入はJR西日本のオンラインサービス「e5489」限定。
駅のみどりの窓口や券売機での購入はできない。
これはおそらく人件費の削減の為だろう。
オンライン限定にすることで窓口での負担を減らすのが狙いだと思う。

2, 子供料金のどこでもきっぷだけを買うことはできない

子供料金のどこでもきっぷだけを買うことはできないが、子供が旅行するときは保護者が同伴して、大人料金と子供料金のどこでもきっぷを同時購入するだろうから、これは大きな問題にはならないと思う。

3, 購入は7日前まで

これは意外な落とし穴かもしれない。
唐突に「よし!明日どこでもきっぷ使って旅に出よう!」と意気込んで買おうとしても、売ってくれないから、突発的な行動を起こす人は要注意。
ただ、大体の人は事前に計画を立ててから旅行に行くだろうから、多くの人には関係無いかもしれない。

4, グランクラス、サンライズ、WEST EXPRESS銀河に乗れない

JR西日本公式の情報を見た感じ乗れないらしい。
ただグランクラスに乗るような上級国民はこんなきっぷ使わないだろうし、サンライズをJR西日本管内だけ乗るのは鉄オタだけだろう。
そして、WEST EXPRESS銀河は現状ツアー列車という扱いだから、乗れなくて当たり前。
だからこれに関してはどうでもいい。

注意点はこれくらいしかない

なにか落とし穴があるだろうと思って、片っ端から調べたが本当にこれくらいしか出てこなかった。
メリットはたくさんあるのに、デメリットはこれだけしか無いなんて…。
このきっぷ、想像以上にヤバい…。

結論「デメリットほぼなしの最強きっぷ」

JR西日本全線乗り放題は強い

ここまでどこでもきっぷの特徴と注意点を長々と解説してきたが、いかがだっただろうか?
結論としては、デメリットがほぼ無い最強きっぷだと思った。僕は。

もちろんe5489限定とか、7日前までに購入しないといけないとかの縛りはあるが、デメリットと言うには弱すぎる。
e5489は会員登録すれば解決だし、ちゃんと旅行の計画を立てれば7日前までに購入することはできる。
そして、乗り放題というメリットが強すぎる。
このきっぷを使わないのは間違いなく損だから、JR西日本沿線に住んでいる人は是非この機会に「どこでもきっぷ」を使って旅行に行ってみてはいかがだろうか?

あ、発売は12月中旬までだからそこは気を付けてね。

外部リンク

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