オレンジカードの使い方【令和時代も使えます!】

きっぷ解説

まいどおおきに、ねやです。

今回は国鉄やJR各社が大昔に発売していた化石プリペイドカード、オレンジカードの使い方を解説する。

家の中でオレンジカードを発掘して、使い方がわからないという人は参考にしてほしい。

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【結論】低額オレンジカードは今でもJRで使える

まずそもそもオレンジカードが今でも使えるのかだが、
500円券、1000円券、3000円券といった低額オレンジカードであれば、令和時代でもJR各社の券売機や乗越精算機で使用できる。

JRであれば、どこが発売したものでもOK。
JR東日本でJR西日本発売のオレンジカードを使うこともできるし、JR東海やJR北海道が発売したものも使える。その逆も問題ない。
なんならJRの前身である国鉄のオレンジカードもOK。

しかし、高額オレンジカードといわれる5000円券、10000円券は現在は使用不可。
さらにその一部は既にただ紙切れとなってしまっている。

高額オレンジカードの取り扱いについては長くなるからこの記事では省略する。
気になる人はご自身で調べてほしい。

【追記】下の記事で簡単に解説したから参考にしてほしい

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オレンジカードの使い方

それではここから本題のオレンジカードの使い方を解説していく。

JR西日本の券売機での解説となるが、JR各社で券売機の操作性にほとんど差は無いから安心してほしい。

オレンジカードに有効期限は無い

まず最初に大事な話をするが、オレンジカードに有効期限という概念は存在しない。無期限だ。

つまりJR各社がオレンジカードをサ終するまで、オレンジカードを使い続けることが可能。
国鉄時代に発売されたオレンジカードも現在でも使用可能だ。

くれぐれも「古いから使えないだろう…」と勝手に思って、オレンジカードをゴミ箱にポイすることの無いように注意してほしい。
そのオレンジカードもまだ使えるから(5000円券、10000円券の一部は除く)。

オレンジカードの残高の確認方法

そもそもオレンジカードに残高が無いと当たり前だが使うことはできないから、カード内の残高を確認しよう。
残高の確認方法は下記の2つがある。

  1. カードのパンチ穴で確認
  2. 券売機で確認

カードのパンチ穴で確認

これはオレンジカードがあればいつでも確認できるが、10円単位の正確な確認はできない確認方法。

オレンジカードの左下を見ると、数字が4つ書かれている。

この数字はカードの残高を意味していて、それぞれ

  • 数字部分にパンチ穴が空いていなければ未使用(額面分残っている)
  • 数字と数字の間にパンチ穴が空いていれば、その数字と数字の間の分残高が残っている
  • 0の横、数字が無い側にパンチ穴が空いていれば使用済み(残高0円)

というようになっている。

例えば上の画像のカードであれば100と500の間に穴が空いているから、残高は100〜490円の間ということが分かる。

券売機で確認

10円単位で正確に残高を知りたい人は、券売機で確認しよう。券売機にオレンジカードを入れれば10円単位でカード内の残高が表示される。

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オレンジカードが使用できるところ

カード内の残高が分かったら、早速オレンジカードを使いたいところだが、ここで注意点がある。

それはオレンジカードが使用できるのは

  • オレンジカード対応券売機でのきっぷの購入
  • オレンジカード対応乗越精算機での乗越精算

の2つのみであることだ。

  • 交通系ICカード(Suica、ICOCAなど)へのチャージ
  • 定期券の購入
  • 自動改札機

などではオレンジカードは使用できないから注意してほしい。

オレンジカード対応券売機を探す

そして近年はオレンジカード利用者が減ったためか、オレンジカードに対応していない券売機が増えている
JR西日本の場合、濃い青色の券売機がこれに該当する。

オレンジカードが使えない券売機の例
オレンジカードが使えない券売機はオレンジカードの投入口が無い

オレンジカード対応券売機には「オレンジカードが利用できます」的なステッカーが貼ってある(たまに貼っていないこともある)から、それを参考に探そう。

JR西日本の場合はピンク色の券売機と薄い青色の券売機がオレンジカードに対応している。

オレンジカードが使える券売機の例

ちなみに新幹線や特急列車の予約ができる指定席券売機は、全てオレンジカード非対応だ。

こういうタイプの券売機はすべてオレンジカード非対応

オレンジカードを投入してきっぷを購入

オレンジカード対応券売機を見つけてしまえば、ここからは簡単。

現金と同じようにきっぷを買おう。

きっぷを買うを選び、行先までの運賃を選び、最後にオレンジカードを投入すれば完了だ。残高が足りないときは他のオレンジカードや現金も併用可能。

あとは購入したきっぷで目的地へ向かおう。

購入したきっぷの券売機での払い戻しはできない

乗越精算機は利用できる

最近の券売機はきっぷを間違って購入したときに無手数料で払い戻しができる機能がある。
しかしオレンジカードで購入したきっぷは、カード残高の現金化対策としてその機能で払い戻しができない。
間違えて購入しないように気をつけよう。

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まとめ

以上がオレンジカードの使い方だ。まとめると

  1. オレンジカードに有効期限は無い
  2. オレンジカードの残高はカードのパンチ穴か券売機で確認できる
  3. オレンジカードはきっぷの購入と乗越精算でのみ使用できる
  4. オレンジカード券売機でないと使用できない
  5. 現金と同じようにきっぷを購入できる

ということを理解していただけただろうか?

発掘したオレンジカードの使い方が分からない人の助けになれば幸いだ。

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