まいどおおきに、ねやです。
みなさんはスルッとQRtto(するっとくるっと)というサービスをご存知だろうか?
この記事を読んでいるほとんどの人は存じ上げると思うが簡単に解説すると、スルッとQRttoは主に関西私鉄で使えるQR乗車券のサービスだ。
紙のきっぷは無く、スマートフォンで購入する電子チケットであり、画面上に表示されるQRコードを改札機にかざすことで電車に乗ることができる。
2024年6月に開始したばかりの新しいサービスで、2024年9月現在は主に関西私鉄のフリーきっぷが発売されている。
僕は先日利用する機会があったからスルッとQRttoを初めて利用したのだが、はっきり言って2度と利用したくないし、おすすめもできないクソサービスだった。
なぜクソサービスだと感じたのかなど、今回はスルッとQRttoを実際に利用した感想やスルッとQRttoの未来の僕の予想を解説していく。
スルッとQRttoの利用を検討していた人は、この記事を読んで1度考え直してほしい。
【結論】イラッとQRtto
結論を一言で言ってしまうと、スルッとQRttoは「イラッとQRtto(いらっとくるっと)」だ。
イラッとQRttoに改名するべきだと思うくらい、このサービスは使い終わるまで僕をずっとイライラさせてきた。
おそらくみなさんも利用すると、僕と同じようにイライラすると思うから本当に利用しないほうがいい。
具体的にどこがイライラするのかをここから詳しく解説していく。
イラッとくるポイント
僕がイラッとした点は下記の通り。
- チケット購入でイラッと
- 改札でイラッと
- 周りもイラッと
1つずつ解説していく。
チケット購入でイラッと
まずはチケット購入時のイラッとから。
大量の個人情報を求められる
チケット購入はスルッとQRttoのWEBサイトから購入できる。
アプリは配信されておらずWEBブラウザからしか利用できないが、PWAというWEBサイトをアプリのようにスマホ内にインストールできる機能に対応しているからそれで代替することが可能。
購入から利用までの全てをこのサイトで行うのだが、スルッとQRttoの利用には会員登録が必須となっている。
会員登録が必須なだけならまだいいのだが、登録時に大量の個人情報を求められる。
具体的には
- メールアドレス
- 氏名
- 電話番号
- 住んでいる国、自治体
が入力必須となっており、それ以外にも
- 性別
- 生まれ年
- 郵便番号
の入力項目もある。
僕は会員登録時にこの項目すべてを入力したが、正直面倒に感じた。
購入の度にクレジットカード情報の入力を求められる
そしてスルッとQRttoの支払い方法は現状クレジットカードのみだから、前述の個人情報に追加してクレジットカード情報の入力も必要。
しかも前述の個人情報は会員情報に保存されるのに対して、クレジットカード情報はスルッとQRttoの会員情報に保存されない。
そのため2回目以降の購入であっても毎回入力が必要となる。
セキュリティ上の問題でこうなっているのだと思うが、これは個人情報の入力以上に面倒くさい。
クレジットカード情報を記憶している人なんてそうそう居ないから、ほとんどの人はカードを出すかアプリを開いて番号を確認して打ち込むことになる。
これを毎回行う必要があると考えると、みなさんも面倒に感じるのではないだろうか?
e5489やえきねっとといった他社のネット予約サービスはサイト内にクレジットカード情報を保存できる点からも、できないのは本当に面倒だし不便だ。
購入までに手間がかかりすぎ
以上がチケット購入時のイラッとくるところだ。
スルッとQRttoは現状観光客向けのチケットがメインだから、利用者もまだ会員登録をしていないがすぐにチケットを買いたい考えている観光客が多いはずだ。
しかしここまで入力項目が多いと、すぐにチケットを購入することは不可能。
会員登録していない状態だとチケット購入完了までにどんなに早くても5分はかかる。
実際僕も会員登録からチケット購入までに5分くらいかかった。
駅ならすぐ買える
一方で昔ながらの磁気券(紙のきっぷ)のフリーきっぷであれば、主要駅の有人窓口に行けば3分もあれば購入することができる。
Osaka Metroのエンジョイエコカード(1日乗車券)に至っては券売機で発売しているから、どの駅でもいつでもすぐ買うことができる。
こちらであれば面倒な会員登録や個人情報の入力も不要だ。
JRと違って混雑できっぷが買えないことがほぼ無い
e5489やえきねっとなどのJRの予約サービスの場合は、窓口や券売機が混雑していることが多いから会員登録してでも利用する価値がある。
しかしスルッとQRttoで発売しているようなきっぷは駅であっても混雑していて買えないということはほぼほぼ無い。仮に待ったとしても数分程度。
それなら駅で買ったほうが早いし楽。
スルッとQRttoは手間も時間も無駄にかかってイラッとくる。
改札でイラッと
購入時のイラッとくるポイントで既に購入する気が失せた人も多いかもしれないが、イラッとくるポイントはまだある。
次は改札通過時のイラッとだ。
毎回チケットの表示が必要
まず改札では毎回チケットの画面を表示する必要がある。
「きっぷやICカードを出すのと一緒やん」と思うかもしれないが、みなさんスマートフォンにはロックをかけているのでは無いだろうか?
きっぷはみなさん財布の出しやすいところに入れているだろうし、ICカードなら財布やパスケースに入れた状態でタッチできるようにしているだろう。
わざわざ財布に鍵をかけている人なんていないはずだ。
一方でスマートフォンはロックを掛けている人が多数派だ。
モバイルSuicaなどであれば設定すればロック解除不要で改札を通過できるが、スルッとQRttoはそういった設定が不可能。
毎回改札を通過するたびにロックを解除してチケット画面のQRコードを表示しないといけない。
さらにスルッとQRttoのQRコードには1分の時間制限があり、それを過ぎるとQRコードを再読み込みする必要がある。
そのため必然的に改札前でのスマートフォンの操作が必要になる。
通信が不安定になると終わる
スルッとQRttoを見つけ出しチケットの画面に辿り着いたとしても、もう1つの障壁で改札の通過に手間取る可能性がある。
その障壁とは通信状況だ。
スルッとQRttoはQR決済サービスなどと同様に毎回QRコードを更新する必要があり、改札前では常時インターネットに繋がっていないといけない。
自らスマートフォンのインターネット接続を切断する人は少数派だと思うが、問題は通信が不安定なときだ。
通信が不安定になりインターネットに接続できなくなったら、QRコードが表示されなくなるため改札を通過することができなくなる。
実際僕もなんば駅で電波が弱く通信が不安定になり、数十秒間QRコードが表示されない事態になった。
ターミナル駅であるなんば駅でそういったことが起こるということはどの駅でも起こるリスクがある。
改札の通過に最悪数十秒
以上が改札通過時のイラッとくるところだ。
特に2つ目の通信状況によってはQRコードが表示されなくなるのは致命的。
通信が不安定になり数十秒間表示されなかったときは本当にキレそうになった。
いや数十秒で済むならまだマシかもしれない。もし圏外だったら一生表示されないから。
きっぷやICカードなら1秒
それに対してきっぷやICカードであれば1秒で改札を通過できる。
こちらであればインターネット接続も不要だから通信状況に左右されることも無い。
(モバイルSuicaも改札の通過はオフラインで可能)
改札を通過できなくなりイラッとくる可能性のあるスルッとQRttoより、絶対こっちの方が良いと思う。僕は。
周りもイラッと
ここまでの話でスルッとQRttoを利用したいと思っている人はいないと思うが、最後のとどめとしてスルッとQRttoは自分だけでなく周りの人もイラッとさせるという話をしようと思う。
改札の通過に手間取ると周りもイラッとくる
周りの人もイラッとさせるというのはどういうことかというと、前述の通りスルッとQRttoは改札の通過に時間がかかる可能性がある。
もし改札の通過に時間がかかってしまうと周りにも迷惑がかかりイラッとさせてしまう。
一緒に移動しているお友達を待たせるだけならまだマシなのだが、後ろに並んでいる人を待たせてしまったら大迷惑だ。
改札に並ぶのが好きなんていう人は絶対いないからみんなイライラすることになる。
特にラッシュ時間帯などは1台の改札に数十人が並ぶこともざらにある。
そんな状況でもしQRコードが表示されず、改札を通過できなかったらどうなるだろうか?
後ろに並んでいる人がイライラしている姿を容易に想像できるだろう。
イベント開催時の会場最寄駅はおそらく地獄絵図
ただラッシュ時間帯よりも、さらに恐ろしいことになるのではないかと僕が予想しているところがある。
それはイベント開催時の会場最寄駅だ。
スルッとQRttoは現状観光客向けだから、イベント開催時は多くの人がこれを利用して会場最寄駅へ向かうことになる。
そうなると会場最寄駅の改札前は地獄絵図になるだろう。
チケットを表示しようとスマートフォンを操作する人、通信が不安定でQRコードが表示されない人、それによって改札前に人が溜まりイライラするきっぷ民やICカード民…改札口は阿鼻叫喚となると予想している。僕は。
2025年には万博が控えているが、夢洲駅が阿鼻叫喚の地獄絵図となりそうで正直不安だ。
その他のイラッと
以上で大きめのイラッとくるポイントは以上。だがそれ以外にも実用面で少しイラッとくるポイントがあったから、サクッと解説する。
対応改札が少ない
今後増えていくと思うが、現状スルッとQRttoに対応している改札機は少ない。
1つの改札口に1台しか設置されていない駅も多いから、混雑している時間帯だと改札の通過に少し時間がかかる。
乗越精算機が使えない
スルッとQRttoに対応しているのは改札機だけだから、乗越精算機は利用不可。
区間外への乗り越し利用は想定されておらず、万が一乗り越した場合は有人改札での精算になる。
エンジョイエコカードなど一部の磁気券のフリーきっぷは、乗越精算機での精算に対応していることを考えると少々不便だ。
QRコード表示時に画面が自動で明るくならない
QR決済などのように、QRコード表示時に自動で画面の明るさを最大まで上げてくれる機能がスルッとQRttoには無い。
僕は問題無かったが、普段画面の明るさを暗めに設定している人は手動で画面を明るくしないと、もしかしたら改札機が読み取ってくれないかもしれない。
改札通過時に音が安っぽい
これはイラッとではないが、改札通過時に流れる音がYouTubeで聞いたことのあるような安っぽい効果音なのが少し気になった。
調べてみたら効果音ラボというサイトで配布されている「決定ボタンを押す5」という名前のフリー素材だった。
実用面で問題無いとは言えど、整備にお金かけていないのがバレバレだからオリジナルの音を導入したほうがいいのではないかと思った。僕は。
イラッとくるポイントまとめ
以上が僕がスルッとQRttoを利用してイラッときたポイント、周りの人がイラッとくるであろうポイントだ。
まとめると下記の通り。
- チケット購入でイラッと
- 会員登録が必須なうえ、大量の個人情報を求められる
- クレジットカード情報の入力がチケット購入の度に必須
- 結果駅で磁気券のフリーきっぷを買ったほうが早いし楽
- 改札でイラッと
- 毎回スマートフォンのロックを解除してチケットを表示する必要がある
- オフラインだとQRコードを表示できないため、通信が不安定になるとQRコードが中々表示されない
- きっぷやICカードなら通信状況に左右されることなく改札を通過できるから絶対こっちの方が良い
- 周りもイラッと
- 改札の通過に時間がかかると、お友達だけでなく後ろに並んでいる人も待たせる
- 改札に並ぶのが好きな人なんていないからみんなイライラ
- イベント開催時の会場最寄駅はスルッとQRtto利用者が集結しておそらく地獄絵図
- 小さめのイラッと
- 対応改札が少ない
- 乗越精算機が使えない
- QRコード表示時に画面が自動で明るくならない
僕が冒頭にイラッとQRttoに改名するべきだと話した理由を理解していただけただろう。
スルッとQRttoの良いところ
ただここまで悪いところばかり話してしまうと、僕が関西私鉄から出禁を食らってしまう可能性がある。
だからここからスルッとQRttoの良いところを話していく。一応2つ見つけられた。
クレジットカードが使える
1つ目はクレジットカードが使えるところ。
関西私鉄は定期券以外の乗車券をクレジットカードで購入することは基本的にできない。
一応南海はクレジットカードのタッチ決済で乗車することができるが、まだ一部の主要駅しか対応していない。
そんな中でクレジットカードで購入できるスルッとQRttoは、特に訪日外国人にとっては両替が不要になるから恩恵が大きい。
事前購入が容易
2つ目は事前購入が容易にできるところ。
スルッとQRttoはどのチケットも有効期限が購入から1ヶ月ある。
磁気券のフリーきっぷも事前購入自体は可能だが、駅に行って購入する必要がある。
それに対してスルッとQRttoであればいつどこにいても事前購入することができる。
きっぷの受取も不要だから、早朝であっても当日すぐ使い始めることができるのは磁気券にはない強みだ。
良いところまとめ
以上が僕が見つけられたスルッとQRttoの良いところだ。
- クレジットカードが使える
- 事前購入が容易
どちらのも磁気券のフリーきっぷにはない強みだ。
先のイラッとくるポイントをあるとしても、ここを最優先したいという人はスルッとQRttoを利用する価値があるかもしれない。
【結論】イラッとQRtto
ここまでスルッとQRttoを実際に利用した感想を解説してきたがいかがだっただろうか?
悪いところと良いところを改めてまとめると下記の通り。
- 悪いところ(イラッとくるポイント)
- チケット購入でイラッと
- 会員登録が必須なうえ、大量の個人情報を求められる
- クレジットカード情報の入力がチケット購入の度に必須
- 結果駅で磁気券のフリーきっぷを買ったほうが早いし楽
- 改札でイラッと
- 毎回スマートフォンのロックを解除してチケットを表示する必要がある
- オフラインだとQRコードを表示できないため、通信が不安定になるとQRコードが中々表示されない
- きっぷやICカードなら通信状況に左右されることなく改札を通過できるから絶対こっちの方が良い
- 周りもイラッと
- 改札の通過に時間がかかると、お友達だけでなく後ろに並んでいる人も待たせる
- 改札に並ぶのが好きな人なんていないからみんなイライラ
- イベント開催時の会場最寄駅はスルッとQRtto利用者が集結しておそらく地獄絵図
- 小さめのイラッと
- 対応改札が少ない
- 乗越精算機が使えない
- QRコード表示時に画面が自動で明るくならない
- チケット購入でイラッと
- 良いところ
- クレジットカードが使える
- 事前購入が容易
ご覧の通り良いところよりも、イラッとくるところの方が多いから利用はおすすめしない。
磁気券が圧倒的におすすめ
もし関西でフリーきっぷを使いたいのであれば圧倒的に磁気券(紙のきっぷ)がおすすめだ。
こちらは物理的なきっぷだから、財布からさっと出して改札を通過できる。通信状況が悪くて改札を通過できないという事態も発生しない。
2024年9月現在、スルッとQRttoで発売されているチケットのほとんどは駅で磁気券も発売されている。微妙に条件や価格が異なるが誤差のレベルだから気にしなくてOK、同じものだと思って良い。
大阪周遊パスだけはスルッとQRtto限定
だけど大阪周遊パスだけはスルッとQRttoでしか発売していない。
昔は磁気券だったのだが、スルッとQRttoのサービス開始のタイミングで終売するという嫌がらせをしてきた。
このフリーきっぷを使いたいのであればスルッとQRttoを使うしかない。
おそらく普及しない
最後にスルッとQRttoの未来を僕なりの予想で解説する。
僕の予想としては今後スルッとQRttoが普及することは無いと思っている。
その理由は「磁気券やICカードから乗り換えることによって得られる恩恵が少ない」からだ。
磁気券やICカードが普及したのは乗り換えることで恩恵があったから
そもそも磁気券やICカードが普及したのは、利用者側に乗り換えることによって得られる恩恵があったからだ。
磁気券であれば…
- 自動改札機で素早く改札を通過できる
という恩恵があったし、ICカードにも…
- 磁気券よりも高速に改札を通過できる
- 券売機に行く必要が無い
- パスケースや財布からきっぷや定期券を出す必要が無い
- 携帯電話に取り込むこともできる
という前世代のものには無い恩恵があった。
一方でスルッとQRttoにはそういったものが無い。あるのは
- 毎回チケットの表示が必要
- スマートフォンのロックを解除しないといけない
- 通信状況が悪いと改札を通過できない
といった前世代より劣っている点ばかりだ。
スマートフォンからガラケーに戻りたくないのと同じように、わざわざ劣っているものに乗り換えたいと思う人はいない。
乗り換えたいと思う人はいなければ、それが普及することは無い。
だからスルッとQRttoが普及することは無いだろうというのが僕の予想だ。
普及させないことが狙い?
ここからちょっと怖い話になるが、スルッとQRttoはあえて普及させないことが狙いのサービスなのではないかと感じた。
どういうことかというと、普及させないことでフリーきっぷの廃止を目論んでいるのではないかということだ。
客単価を上げるためにフリーきっぷを廃止したい
というのも、令和時代に入ってから鉄道事業者は乗客1人あたりの客単価を上げることに躍起になっている。
ライナー列車の運行がその1つだ。
フリーきっぷは乗り放題という特性上一定以上の運賃収入を得られない。
だから客単価を上げたい鉄道事業者からしたら、その足枷となっているフリーきっぷを廃止したいと考えているはずだ。
スルッとQRttoの真の目的はフリーきっぷの利用者を減らすこと
だけどいきなりフリーきっぷを廃止してしまうと利用者から猛反発を食らって大炎上してしまうから、簡単には廃止することができない。
そこで鉄道事業者は、使いづらいサービスでフリーきっぷを発売してフリーきっぷの利用者を減らそうと考えたのではないか。
その結果リリースされたのがスルッとQRttoなのではないか、というのが僕の予想だ。
陰謀論のように感じた人もいるかもしれない。
だけどこれは途中で話した改札通過時の音がフリー素材であるなど、スルッとQRttoの整備にコストを掛けていないところからも説明がつく。
本当にスルッとQRttoを普及させたいのであれば、もっとお金をかけて整備するだろうし、もっと使いやすいサービスにするはずだ。
そうしていないということからも、使いづらさで利用させないことが狙いである可能性が高い。
磁気券を廃止してスルッとQRtto一本化
そして鉄道事業者各社とも、将来的には磁気券を廃止する方向でいる。
実際京阪電車は、2029年度までに磁気券を廃止すると発表している。
フリーきっぷも全て、大阪周遊パスのようにスルッとQRtto限定になるだろう。
わざわざ使いづらいサービスに乗り換えてまでフリーきっぷを利用しようとする人は少ないだろうから、そうなるとフリーきっぷの利用者は一気に減るはずだ。
スルッとQRttoのサービス終了
スルッとQRtto一本化でフリーきっぷの利用者が減れば、鉄道事業者はフリーきっぷの廃止が容易になる。
それだけでなくスルッとQRtto全体の利用者もそこまで多くないだろうから、スルッとQRtto自体のサービスを終了させることも可能だろう。
そうなるとスルッとQRttoは、フリーきっぷ諸共サービス終了するのではないかと僕は予想する。
改札設備はQR乗車券で流用
これで晴れてフリーきっぷの廃止という鉄道事業者の望みを叶えることができた。
改札機のQRコードリーダーが残ってしまうが、問題は無い。
なぜなら券売機で発売する一回利用の紙のきっぷも、いずれQRコード方式に切り替える。
それに流用すれば改札機のQRコードリーダーも無駄にはならない。
あくまでも予想
以上が僕がスルッとQRttoは普及させないことが狙いなのではないか考えた理由だ。
ここまでそれらしいことを長々と解説したが、これはあくまでも1個人の予想でしか無い。
スルッとQRttoの未来がどうなるかなんて、鉄道事業者やスルッとKANSAIの上層部にしか分からない。本当は普及させたいのかもしれない。
ただ現状のままでは利用していてイラッとくるから普及することは絶対に無い。
磁気券を廃止すること自体は反対しない。
ただ廃止するならその代替となるサービスを、最低限イラッとQRtto呼ばなくて良くなるくらいまで改善してほしいと切に願う。