【買うな】ダイソーのUSB-C to 3.5mm(イヤホン変換)ケーブルをレビュー【価格なりのゴミ】

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まいどおおきに、ねやです。

今回はダイソーで販売されている、USB Type-Cを3.5mmステレオミニプラグ(イヤホンジャック)に変換するケーブルをレビューする。

通常、USB-Cからイヤホンに変換するケーブルは安くても1000円はするものだ。
しかしこのダイソーの変換ケーブルはなんと330円!

約1/3の価格でまともに使えるのかなどを調べていこうと思う。

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【結論】価格なりのゴミ

結論から言ってしまうと、普通に使うことはできる。
しかし330円という価格なりの品質で、ゴミと言ってしまっていい。

どうしてゴミなのかに加え、この製品の主なターゲットになると思われる

  • 有線イヤホンでの音楽鑑賞が好きな人
  • 動画編集・DTMをするクリエイター
  • 音ゲーマー

それぞれのターゲットにどういう理由でおすすめできないのか、
それらをレビューしながら解説していく。

いざレビュー

パッケージと外観

パッケージはダイソーでよくある紙とプラで商品をサンドイッチするタイプ。
4極でDACを搭載していることが大きく記載されている。

これは余談だが、ダイソーには110円のUSB-C to 3.5mmのケーブルも販売されている。
しかしそちらはDACが搭載されていないから、iPadやGoogle Pixel、Samsungの銀河など、ほとんどの製品で使うことができない。
買ったところでゴミになる可能性が高いから、そちらは絶対に買わないでほしい。

左:ダイソーの330円 右:Apple USB-C to ヘッドホンジャックアダプター

製品自体はApple純正のType-C to 3.5mmケーブルを意識しているであろうデザイン。
正直すぐ壊れそうだ。
とはいっても330円という価格を考えれば、コネクター部分は金メッキだし、
外観は結構頑張っていると思う。

ただecolaというロゴがダサすぎる。
こんなロゴを入れるのに無駄にコストをかけないでほしい。

音質は悪い

肝心の音質だが、これが結構悪い。

僕はオーディオ機器を詳しくレビューできるような耳は持っていないが、それでも明らかに音がしょぼくなっているのが分かった。
レビューする前から、そこまで良いDACが乗っているわけではないということは知っていたが、ここまで音が違うのかと驚いてしまった。

これでは良いイヤホンを持っていたとしても、そのイヤホンの性能を引き出すことはできない。
ということで、音楽鑑賞やDTM目的でこの製品を買うことはおすすめできない。

遅延が大きい

音ゲーはちょっと判定がシビアになるかも

そして少し遅延が大きい。
動画編集程度では気づかないレベルだが、音ゲーをしていると少しの遅延を感じる。

DACを使用すると少し遅延するというのは、どのDACでも起こることだ。
しかし、以前使っていたエレコムのUSB-C to 3.5mmケーブルと比べると、この製品は遅延が大きい気がする。

真ん中くらいの難易度でも遅延を感じるレベルだから、ガチ勢に限らずライトゲーマーにもおすすめできない。

はじめの0.05秒くらいが無音

音が悪くて少し遅延するだけなら、まだYouTube動画の編集といった用途には使えたかもしれない。
しかしこの製品は、動画編集用途に使うことも難しくする欠陥レベルの問題を抱えている。

それは音声の鳴り始めの0.05秒くらいが、無音になるという問題だ。
「0.05秒なら問題ないだろ」と思うかもしれないが、実際使ってみるとこれが結構致命的。

特にYouTuberがよくやる無音部分をひたすらカットしていくような編集方法だと、頻繁に再生と停止を繰り返す。
だから始めの一瞬が聞こえないだけでも、正しくカットできているのか不安になる。

動画編集だけでなく、音楽鑑賞やDTM、音ゲーにおいても最初にドラムが来るような曲だと、とてつもない違和感に襲われる。

ということでDTMに限らず、音を使うクリエイティブ用途全般でおすすめできない。

音量調整のレンジが狭い

あとこれはそこまで致命的では無いが、音量調整の段階が8段階くらいしかない。
だから、音量を上げるボタンを1回押しただけでかなり音量が上がる。
ほとんどの人は頻繁に音量調節をすると思うから、ちょっとしたストレスになる。

誰にもおすすめできない

ここまで使ってみた僕の感想としては、この製品は誰にもおすすめできない。

これははじめに話した、

  • オーディオマニア
  • 動画編集・DTMをするクリエイター
  • 音ゲーマー

に限らず、有線イヤホンを使いたい人全員、買うべきではない。

特に3つ目の、始めの一瞬が無音になるという問題のせいで、どの用途に使うのも難しくしている。
これさえなければまだギリギリ救いがあっただけに、惜しい製品だ。

緊急用にもおすすめできない

「全国のダイソーで取り扱っているから、故障時の緊急用にいいのではないか?」と思うかもしれない。

しかし、前述の問題があるから緊急用にも微妙。
USB-C to 3.5mmケーブルが故障したときは、大人しくビックカメラに駆け込もう。
どうしても近所に電気屋が無いという状況以外では買わないほうがいい。

【結論】価格なりのゴミ

有名メーカー品は高いが安心感はレベチ

ということでダイソーのUSB-C to 3.5mmケーブルは、
初めの一瞬が無音になるなどの理由でゴミというのが、僕の結論だ。

いくら有名メーカー品と見た目が似ていても、中身は月とスッポンほどの違いがある。

最低限使えるレベルにすら届いていないから、高くてもAppleやエレコムなどの有名メーカー品を買ってほしい。

最低限使えるレベルにして出直すべき

今回の製品は330円という値段にするためだけに、削ってはいけないところまで削ってしまって、このようなゴミになってしまったと思われる。
だからこの製品を開発したエコラさんは、最低限使えるレベルを下回らないように、価格にこだわりすぎない製品開発をしてほしい。

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