【発売終了】JR西日本が行き先おまかせのきっぷを発売!【サイコロきっぷ】

きっぷ解説

まいどおおきに、ねやです。
突然だがみなさんは、旅の行先をどうやって決めているだろうか?
旅行先を決めるのって、意外と難しい。
決められなくて、結局行かなかったという人もいるだろう。
まあ僕のことなんだけどw

そんな優柔不断な人にも嬉しいきっぷが、今回JR西日本から発表された。
その名は「サイコロきっぷ」!
このきっぷ、かなり変わっていて面白いから、
今回はこのきっぷを解説していく。

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【結論】旅行先が決められないならおすすめ

いきなり結論言ってしまうと、行き先を7つからランダムに選んでくれるから、
旅行先が決められない人ならおすすめだ。
それ以外にも、グループで旅行に行く予定だが、
意見が食い違って決まらないというときにも良いと思う。

ここからは、サイコロきっぷの詳細と購入方法を解説していく。
なお、これは7月6日現在公開されている情報を元にしているから、
発売時には変更となる可能性がある。
購入前に公式サイトを確認するのも忘れないでほしい。

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サイコロきっぷの概要

サイコロきっぷの主な特徴は下記の通り。

形態往復きっぷ(特急券付き)
発駅・着駅大阪市内~各駅
有効期間3日
特急列車※行先による
新幹線※行先による
指定席
グリーン車×
途中下車※行先による
価格5000円
発売期間2022/07/29~2022/10/29
利用可能期間2022/07/29~2022/10/31

そしてサイコロきっぷの最大の特徴である、
ランダムに選ばれる行先と確率、通常の往復きっぷとの比較は下記の通り。

行先(途中下車可能駅)確率通常の往復きっぷ割引率
芦原温泉(福井)16.7%13380円62.6%
餘部(城崎温泉)16.7%12060円58.5%
東舞鶴(西舞鶴)16.7%9180円45.5%
白浜16.7%11400円56.1%
倉敷(岡山)16.7%13360円62.6%
新尾道13.9%17300円71.1%
博多2.8%29240円82.9%

確率は小数点第3位以下を四捨五入しているから、合計しても100%にならない点に注意。

このきっぷはコスパ爆発しているのはもちろんのこと、
いままでのきっぷには無い、新しい要素が多い。

ここからはどこらへんが新しいのかなどの特徴を、
1つずつ解説していく。

サイコロきっぷの特徴

新しい要素「行先がランダム」

まずは新しい要素。
これは何度も言っている通り、行先ランダムで選ばれることだ。

普通のきっぷは自分で目的地を選んできっぷを買うというのが当たり前だが、
このきっぷはJR西日本の手によって、7つの行先からランダムで決められる。

行先が選べないきっぷは今までに聞いたことが無かったから、
最初このきっぷを見つけたときは、
「JR西日本さん!エイプリルフールはもう過ぎてますよ!」
とマジで思ってしまったw

そんな余談は置いておいて、選ばれる行先は下記の通り。

  • 芦原温泉(福井)
  • 餘部(城崎温泉)
  • 東舞鶴(西舞鶴)
  • 白浜
  • 倉敷(岡山)
  • 新尾道
  • 博多

括弧内の駅はその行先のきっぷが選ばれたら、途中下車ができる駅。
これ以外の駅で途中下車はできないから注意。

選ばれる確率は概要のところの表を参考にしてほしい。

新しい要素はこれだけ

まあ新しい要素は前述の行先がランダムというところしか無いが、
さすがにこれだけでは記事の内容が薄すぎる。

あと行先がランダムなだけでは、
どこに行くのかというワクワク感を味わいたい人と
YouTuber以外にはおすすめできない。

だから他にもなにか付加価値が必要になるのだが、
1つだけあった。

割引率が高い

ことだ。
どれくらい割引率が高いのかというと、
行先によって変わるが、通常の往復きっぷと比較して約45%〜約80%安い。
金額で言うと約4000円〜約24000円だ。

割引率にばらつきがあるが、一番割引率が低い行先でもほぼ半額になるから、
どの行先もかなりコスパ爆発していると思う。

博多行きはコスパのバグ

その中でも特にバグレベルでコスパ爆発しているのが、博多行きだ。

博多行きの排出確率は約3%とプロセカの星4キャラレベルの超低確率だが、
その分割引率が約80%、値段でいうと24000円も通常の往復きっぷと比較して安い!

間違いなく博多行きは大当たりだ。

有効期間3日

そして往路と復路の間の行先での滞在期間だが、なんと贅沢に3日間もある。
つまり3日間じっくりと観光を楽しむことができる。

じっくりと観光を楽しみたい人には嬉しいと思う。

ただ僕みたいに1泊くらいで帰りたいという人は
もっと短くしてくれと思ってしまうが、
この有効期間3日というのには
「たまには有休を贅沢に取って、のんびり旅行しろや。」
というJR西日本のメッセージが込められているのだろう。

しらんけど。

サイコロきっぷの注意点

ということでここまでサイコロきっぷの特徴を解説してきた。
今までにない新しいきっぷということで、興味のある人も多いと思うが、
新しいきっぷということは、今までのきっぷと違うところももちろんある。

特に購入方法が大きく異なるが、それは最後に解説することにして、
まずは購入方法以外の注意点を解説していく。

途中下車に制限がある

まずはJRの長距離きっぷの醍醐味といえば途中下車(だと思う)。

有効期間3日間もあるから途中下車をして
いろいろなところを巡りたいところだが残念。
特殊なきっぷだから途中下車には制限がかけられている。

具体的には白浜、新尾道、博多行きは途中下車ができない。
これ以外のきっぷでも途中下車可能な駅は限られていて、

  • 芦原温泉行き >>> 福井でのみ途中下車可
  • 餘部行き >>> 城崎温泉でのみ途中下車可
  • 東舞鶴行き >>> 西舞鶴でのみ途中下車可
  • 倉敷行き >>> 岡山でのみ途中下車可

というふうになっている。

途中下車大好きな人には残念だが、
「エリアを絞って観光しろ。」
というJR西日本からのメッセージだろう。

特急列車、新幹線に乗り遅れたら終わる

そしてこのきっぷ、購入時に乗車する特急列車、新幹線を指定しないといけない。
ちゃんと指定した列車に乗れたら全く問題ないが、
世の中計画通りに行かないことも多々ある。
もし指定した列車に列車に乗り遅れたらどうなるのか。

普通の指定席特急券であれば、
後続の特急列車、新幹線の自由席に乗れるという救済措置がある。
だが特殊なきっぷにはそんなものは無い。
乗り遅れたら普通列車旅か特急券を追加で買うかの2択になる。

ワンチャン後続に乗れる

厳しすぎるだろ〜と思ったが、
よーくきっぷの説明を読んでいたらこのような記載があった。

ただし、指定券に表示された乗車日の当日に、運輸上支障がないと認められる場合に限って、利用できる対象列車の普通車自由席(全車指定の場合は立席)に乗車できます。

https://tickets.jr-odekake.net/shohindb/view/consumer/tokutoku/detail.html?staticShnId=100010081

これはつまり、指定した列車に乗車する予定だった日であれば、
運輸上支障がないと認められる場合に限って、
後続列車の自由席に乗せてくれる可能性があるということだ。

この運輸上支障というのがどういうものかは不明だが、
後続列車に乗れる可能性は0ではないから、
万が一乗り遅れてしまった場合は駅員に申し出よう。

子ども用の設定はない

これはトクトクきっぷでよくあるやつだが、
子ども用の設定はない。
おそらく家族での利用を想定していないためだろう。

出発地は大阪市内のみ

そしてこのきっぷの出発地は大阪駅を含む大阪市内のみとなっている。

こういうきっぷには大抵、京都市内、神戸市内発もあるものだが、
初めての試みだから、とりあえず今回は大阪市内のみにして、
好評だったら出発地を増やそうとJR西日本は考えているのかもしれない。

購入はe5489のみ

まあこれはいつも通り。
J-WESTに登録していない人は、会員登録して購入しよう。

サイコロきっぷの購入方法

ということで購入方法以外の注意点は以上。
最後に購入方法をサクッと解説する。
普通のきっぷと購入方法が大きく異なるから注意しよう。
ここでは大まかな流れだけを解説するから、
詳細な購入方法が知りたい人はJR西日本の公式サイト見てくれ。

必要なもの

まず購入には下記のものが必要になる

  • スマートフォン(iOS or Android)
  • WESTERアプリ
  • クレジットカード

WESTERアプリはスマートフォンにインストールしておこう。
ダウンロードリンクは下記。

iOS

Android

購入の流れ

WESTERアプリでエントリー

まずはWESTERアプリでエントリー(行先の抽選)を行う。
エントリーには4500円かかるから注意。

この4500円は頭金的なもので、
きっぷの代金の内、4500円を先に払うというものだ。
原則返金されないから旅行に行く覚悟を決めてエントリーをしよう。

きっぷを購入

エントリー後数日(最大10日)経つと、e5489でサイコロきっぷの購入ができるようになるから、
きっぷを購入しよう。
きっぷの価格は5000円だが、4500円分はエントリー時に支払っているから、
1人分は500円となる。

このときに乗車する列車を指定する必要があるから注意。
※きっぷを受け取るまでは何度でも変更可。

きっぷを受け取り、旅行開始!

あとは旅行前日、当日あたりにきっぷを受け取る。
そしたら旅行を思いっきり楽しもう!

結構手間がかかる

以上が購入のざっくりとした流れだ。

僕の感想としては結構手間がかかるなあという印象だ。
もう少しやりようはあったんじゃないのかと思う部分もあるが、
JR西日本さんとしては新しい試みだから、あまり慣れていないのだろう。
優しい目で見てあげよう。

【結論】旅行先を決められないならおすすめ

ここまでサイコロきっぷを解説してきたがいかがだっただろうか?

今までにない新しいきっぷということもあって、
クセが強い部分も多いが、なかなか面白いきっぷだと僕は思った。

優柔不断なあなた、グループ旅行の旅行先選びで喧嘩になっているあなたには
このサイコロきっぷをおすすめしたい。

7/22、23に大阪駅でイベント開催

これはサイコロきっぷとは関係無いが、
7/22、23に大阪駅でイベント行うとサイコロきっぷ公式ページの一番下に書かれていた。

7/22(金)と7/23(土)に本物のサイコロを振って旅先が決まるイベントも行います!

https://www.jr-odekake.net/aotabi/feature/dice/

との記載があるから、
サイコロやサイコロきっぷに関連するイベントだと思われるが、
現時点で詳細は不明だ。

続報に期待しよう。

外部リンク

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